けんかをやめて~ ふたりをとめて~♪

いまうさぎさんと一緒に暮らされている方の中で

「この子はうちに来て幸せだったんだろうか」

とお思いの方、いらっしゃるんじゃないでしょうか。

ご安心ください。

十分、幸せです。(*^▽^*)


はい。突然、こんなオープニングでどうしたのかと申しますと

いまこちらの本を読んでいます。

『河合雅雄著作集1 動物社会学への旅立ち』

河合雅雄さんというのは、ウィキペディアにも載ってるくらい著名な方で

モンキー博士として知られるサル学の世界的権威だそうです。

その河合先生(京大の名誉教授さんですから先生としておきます)の

飼いウサギをテーマとした卒論が載ってるのですが、

卒論と言ってもさすがは京大、かなり力の入ったものでして、

その卒論そっくりそのままか多少は手直しをされたのか分かりませんが、

興味深く読むことができます。

(理系の卒論なのに表現が結構文学的だったりしてます)

その内容はと言いますと、飼いウサギを2グループに分けて庭に放し

どのように社会を形成していくのか観察した記録ってことです。

うさぎさんって、草食動物ですし、可愛い顔をしてますから

結構牧歌的な暮らしをしてるのかなってイメージするじゃないですか。

実際は全然違うみたいです。

2グループに分けて庭に放つと、しばらくは明確なテリトリーが出来ないみたいですが

やがて何度かの喧嘩を経て、テリトリーができるようです。

テリトリーができると、お互いに相手のテリトリーには入らないようになるので

グループ間で喧嘩するってことはほとんどなくなるようです。

「ほ~ら、結構平和な暮らしをしてるんじゃん」

と思うでしょ。

ところが、グループ内での喧嘩が絶えないんです。

オスはオス同士で、メスはメス同士で順位付けをしなくちゃいけないようで

そこで争いが起きます。

メスはそれほど激しいものではなく、性成熟をしてからは喧嘩をしなくなるようですが

オスのほうは私たちが一度も聞いたことのない、そして決して聞きたくない

「キーーーッ!」て叫び声をあげるほど激しい喧嘩があり、

順位付けをするそうです。

順位付けが出来ちゃえば、あとは大人しく暮らせるんじゃないかって思うでしょ。

と~ころが、そうじゃないんです。

なんか嫌な話なんですが、リーダーとなったオスは、自分より下のオスを

絶えずいじめる、虐げるように痛めつけるそうで、

いじめられたうさぎは、自分よりも下のオスをいじめるそうで

社長が部長を叱り、部長が課長を叱責し、課長が部下をなじるみたいな構図だそうです。

もちろん社長が直接部下をいじめることもあります。

そして散々いじめぬかれた最下層のうさぎは、隣のグループのテリトリーへと逃げて行き

最初は当然そこでもいじめられるのですが、やがてイジメがマシだと判断して

隣のテリトリーに居つくそうです。

そして、メスの出産直後には、メスから何らかのホルモンが出されるのか分かりませんが

オスが一斉にそのメス目掛けて交尾しようとするらしく、

そこで流血の惨事となる紛争が勃発するようです。

こんな感じに、かなり仲の悪いうさぎさんたちなんですが、

塀の向こうから猫が侵入してきたときには、テリトリーが開放され

みんなで揃って逃げ回るそうです。

河合先生は猫退治をすることになりますが、結局毎晩のように赤ん坊うさぎを

1匹ずつ食べられてしまったようです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・。


私たちが一緒に暮らしてる飼いウサギは、代々ケージの中で暮らしてるうさぎの子孫で

彼らに自然の状態ってものは元からないのかもしれませんが、

野に放って生活させてみると、こんなにも大変な日常が待っているようです。

私、以前は籠で飼われている鳥をみると、自由を奪われて可哀想だと思ってましたし

ケージの中にいるぴょん子を見て、

「自由に走り回れないし、自由に土を掘ることもできないし、夜に突然明るくなったり
 ハクショーーーン!って大きな音がしたり、大嫌いなのに車に乗せられたり、
 自然界ではありえないようなことが度々起きてそれがストレスになるから
 とんでもなく小心者の被食動物ってのは人間が飼っちゃダメなんじゃないだろうか」

と思ったりもしたものですが、この本を読んで考えが変わりました。

ぴょん子、ちょーーーーーラッキーじゃん。(^▽^;)

女の子なので争いは少ないにせよ順位付けのケンカをしなくてもいいですし、

次から次へとオスに襲われることはないですし、

捕食動物に襲われることは勿論、出くわすこともないですし、

食事の心配はしなくていいですし、ぴょん子にとってここは天国じゃないの?

まぁ、そこまで快適かどうかはぴょん子に聞いてみなければ分かりませんが

おそらく自然で暮らすよりはストレスの少ない生活が出来ていると思います。

皆さんも自信を持って、うさぎさんと暮らしてください。(^▽^;)

ぴょん子150712_01


それからこの本を読んで思ったことなんですが、

「うさぎの飼育を誤ると順位付けに失敗し、うさぎが人間よりも上だと思ってしまう」

って話あるじゃないですか。

ぴょん子が来た当初は多少このことを意識してましたが、

ぴょん子は女の子なので、そもそも私との間で順位付けはしないんでしょうね。

またそれが理由で、一般的にメスは男の人に懐きやすく

オスは女の人に懐きやすいってことがあるのかなと思いました。

「あれっ?うちは男の子なのに、旦那のほうに懐いてるよ」

と思われたあなた。

ひょっとしてその子にいつも女装をさせてませんか?

それが原因です。(キッパリ)

冗談はさておき、ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが

『旅うさぎポコ太のつぶやき』のポコ太くんと旦那さん。

ポコ太くんがしょちゅう旦那さんに対して威嚇行動に出ていますが、

完全に自分より順位が下のオスだと認識してる行動かと思われます。

「うちの子、あんまり懐いてないから、順位付けを間違えたのかも?」

とお思いの方もいらっしゃると思いますが、順位付けを本当に間違えると

ポコ太くんのように攻撃的になるのがうさぎさんだと思いました。

多分あなたのうさぎさんは、平均的なうさぎだと思います。(^▽^;)

ぴょん子150712_02


ちなみに河合先生のこの本、450頁ほどの分厚い本ですが、

うさぎの話は半分弱で、残りは『ゴリラ探検記』です。




★★※※☆☆★★※※☆☆★★※※☆☆★★※※☆☆★★※※☆☆★★※※☆☆★★※※☆☆
スポンサーサイト

コメント

Secret

河合奈保子ですね〜(^_^)v

ひょとして河合つながり…?

ところで、自分も思った事があります。
最初の子が逝ってしまった時(5歳)に我が家に来なければもっと長生きしたかもしれないと思いました。( ¯ ¨̯ ¯̥̥ )
そして、うさぎの知識も無いのに適当に飼ってしまった事を少し後悔しました。
でも、その子がいたから色々な事を勉強して今のちゃこまるを育てています。

よしおさんの言うように我が家に来て幸せだと思ってくれれば嬉しいですね(^_^)

今回のブログ逝ってしまったうさぎさんの居る人には超〜ナイスなブログですよ(•̤̀ᵕ•̤́๑)ᵒᵏᵎᵎᵎᵎ ありがとうございます❗️

ちゃこまるパパさん、こんばんは。

河合つながり!
おぉ!そう言われればそうなってますねぇ。
私には竹内まりやの曲ってイメージが強く、全く意識してませんでした。(^▽^;)

今回の記事、あまり深い意味はないのですが、喜んでいただけて嬉しいです。
ちゃこまる君は男の子ですから、特に幸せなんだと思いますし
お月様に帰ってしまった子も、5歳も生きられれば野生のうさぎさんの
平均寿命は軽く突破してるはずです。
今頃お月様で出会ったお友達に自慢してるんじゃないでしょうか。(*^▽^*)

No title

こんばんは^^

うさぎさんの幸せ。。。
この記事は、猫も同じ事が言えるのではないかと思われます。

うちの周りは車が沢山で、非常に危ないので、
野良猫ちゃんも飼い猫ちゃんも、
車の事故にあう事が多いんです。
狭い集合住宅で、外に自由に出られず、
そんな猫さん可哀想・・・
って思う方もいるかも知れませんが、
野良猫は冬を越すのも命がけ、
飼い猫さんでも、外は危険がいっぱい、

でもうちの猫達は、魅力的な外の世界を知らない・・・

何が幸せなのかって、難しいところですが、
飼い主が飼った生き物を自分なりに大切にしてあげれば、
どういう形でも幸せなのではないかなと思います。

今日は昼間はお出かけ、夕方はお仕事だったので、
主人に青くんと雪ちゃんを病院へ連れて行ってもらったのですが、
私が家に帰って来たら、いつもは私に厳しい青くんが、
非常に甘えん坊さんでした。

病院へ連れて行ったり、グルーミングしたりしても、
青くんに厳しくされないくらい、
いつの日か信頼関係が築けるといいんですけど^^;

碧色珊瑚さん、こんにちは。

動物の幸せ!
真面目に考えると動物には幸せなんて概念がないので、動物の幸せを考えても
仕方がないという身も蓋も無い答えになってしまうのですが、
寿命、危険の少なさ、ストレスの少なさってのも幸せの一つの指標になるのではないか
と思い、こんな記事を書いてみました。

猫ちゃんもそうですよね。
以前ブログ友達で野良猫に懐かれてしまった人がいまして、その方が写真や動画で
その猫のかわいらしい様子を見せてくれていたのですが、
ある日その猫がケンカをしてきたらしく、
かなり傷ついた姿になっていたのは衝撃的でした。
動物にとってはそれが日常なんでしょうね。

ふむふむ。青くんに甘えられたんですね。羨ましい。
ぴょん子は甘えるってことが全くありません。(ノω・、) ウゥ・・・

No title

ぴょん子お嬢様は間違いなく幸せでしょう
このような下僕にいろいろ尽くされて(笑

動物園のウサギを見ると毛並みが悪かったり怪我してたりしてあまり幸せそうじゃない子がいるので余計そう思います。
同じ檻に複数いますものね
一匹で可愛がられるほうが幸せだと思います(^^

No title

群れで仲良く過ごしていると思いたいですが、野生の世界は厳しいですよね。
生きるために大変なんだと思います。
ウチはラビランへ行くことありますが、そうするといっぱいのウサギさんが集まります。
男の子と女の子(避妊済とか)に敷地を分けて遊ぶのですが
女の子は適当に距離を取っていますが男の子はマウンティングが激しいです。 順位付けですよね。
お家で暮らしているウサギさんは幸せだと思いたいですよね。
愛されて環境も良くしてもらってって。
暑い夏の外で暮らすウサギは大変だろうとこの時期は思ってしまいます。
ぴょん子ちゃんは幸せですよ(*^-^*)よしおさんに出会えて幸せよ~って思ってくれてるでしょう。うん、きっとね……たぶんね……
そうだよね、ぴょん子ちゃん!そうだと言って~~!(笑)
ところで、今回の本のこととか読んでみたいな~って思いました。
よしおさんは今までも色々ウサギの本について紹介されてますよね?
前回の目のことも気になるところです。
で思うのは、ブログを細かくカテゴリー分けしないのですか?
ウサギの本、ウサギの目、とか、ここに遊びにきてその記事だけではなく
過去の同じ項目についても書いてるなら知りたいな~って思う時、
カテゴリー分けしてるとそれを見れば過去のブログも読めるじゃないですか。 
過去のブログを探すのって、手がかりないと難しいので。
人様のブログですから、それぞれこだわりを持って作ってらっしゃると思うのでムリなお話しかもしれませんが、どうかな~?と思いました。
図々しい意見すみません<m(__)m>

チカチカさん、こんにちは。

ぴょん子は大切にしてますから、幸せだと感じてもらって欲しいですね。でも・・・
「どうせだったら福山雅治みたいな人に飼われたかった (´・ω・`)ショボン 」
とか思ってたりして・・・。(;^_^A

動物園のうさぎですか。
私はそういうところへ行けない身分(?)なので見ることはありませんが
無理矢理集団生活させられているってことなので、きっとケンカが絶えないでしょうね。
今回紹介した本の著者もあとがきで、実験として狭い庭に閉じ込めていたので
ケンカが多かったけれど、自然な環境なら負けたオスが逃げていくので
ケンカすることはもっと少ないかもしれない、と書かれていました。
そういう意味で動物園はうさぎさんにとっては、きっつい環境かもしれないですね。

なっちゃんさん、こんにちは。

ラビランですか。
血気盛んな子が集まっちゃうと、やはり闘争が起きちゃいますよね。
ぴょん子は避妊手術をしてませんし、飼い主共々小心者なので
そういう所に出掛けることはありませんが、うさぎさんの普段見られない
性格が垣間見れて楽しいでしょうね。

カテゴリー分け!
以前、避妊手術をしようとした時に、そのカテゴリー分けだけはしようと思い
今もその残骸が残ってますが、手術前の血液検査の段階で手術ができないことになり
それでカテゴリー分けも挫折しました。(打たれ弱いタイプです(^_^;)

それ以降、特に過去に遡って読んでもらうような記事も書いてませんので
ズルズルと今日に至ってしまったのですが、自分自身でも
「あのことを書いた記事はどこだったかな?」と探すことがあり、
その時はキーワードの検索を頼って探してます。
でもFC2のキーワードによる検索力ってショボくって、なかなかお目当ての記事に
行き着かないことが多いです。(^_^;)
生理整頓の苦手な私ですが、前向きに考えたいと思います。(ただし腰は重いです)

とても参考になりました。
ウチでは先日11歳半で亡くなったウサギに2歳くらいの頃よく部屋んぽ中にアゴで手とか足に匂いつけ(餌入れとかトイレにアゴ下を擦り付けるアレ)をよくされたので、仕返し?に私のアゴをウサギの頭の上に擦るマネしてました(笑)
でも晩年は餌入れを覗いてから柵をカジカジ(えん麦が食べたい)、床を探す素振りして柵をカジカジ(乾燥パパイヤを食べたい)と、食べたい物まで指図されたので、最後まで部下だと思われていたかも(笑)
プロフィール

山口よしお

Author:山口よしお
名古屋在住のおじさんです。

【当ブログの主役】
 名前:ぴょん子
 種類:ネザーランドドワーフ
 性別:♀
 カラー:オレンジ
 誕生日:2013年2月12日

カレンダー
05 | 2017/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
QRコード
QR